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抑うつ状態の自己否定の強さを反映した夢…@夢日記・夢分析

2019年3月29日(金)の夢日記。

夢の内容

デザイン会社に中途入社している。
従業員5人程度の小さな事務所のため、社長(35歳前後の男性)から直接指示を受けて仕事をしている。
その社長から2つの仕事を与えられ、その1つは書類の記入。

仕事を覚えさせるためからか、書き方の指示も加えられており、その指示通りに書けば良いはずなのだが、その指示の意味がさっぱり分からず、作業が少しも進まない…
書類の記入1つできない自分の取り柄のなさを思い知され、ショックで落ち込むと共に、いつ社長から叱られるかと気が気でない…

その一方で、他の男性スタッフが社長に叱られているが、「指示の仕方の方が悪い」とタメ口で反論している。

夢分析

多忙と精神的ストレスから抑うつ状態にある時に見た夢

実はこの夢を見た前日より、多忙と精神的ストレスからメンタルに不調をきたし、うつ病の診断が付くほど深刻な状態ではありませんが、抑うつが疑われるような症状に見舞われていました。
(現在は生活リズムとストレス耐性が、まだ普段の状態に戻せ切れていないこと以外は、ほとんど回復しています)

関連ブログ:身体的疲労に展示の精神的ストレスが加わり、久しぶりに抑うつ状態を経験

うつ病の人が見る典型的な夢との類似性

夢の内容から、まだそれほど深刻ではないとはいえ、うつ病の人が見る典型的な夢との類似性を感じました。

うつ病の診断が付くほど深刻な抑うつ状態に苦しんでいる人は、毎晩のように悪夢を見ることが多いと聞きます。
その悪夢の典型例は他人から襲われ、殺されてしまうというものです。

私の夢に登場したデザイン事務所は、パワハラの横行する典型的なワンマン社長の経営する会社のため、一部の社長と仲の良い社員を除き、皆さんビクビクしながら働いていました。
この外界に対する恐怖心が、うつ病の人が夢の中で抱く他人への恐怖心と似ているように感じられました。

うつ病の人に通じる自己否定の強さが生み出した夢

また、うつ病は自殺率の最も高い精神疾患として知られていますが、その傾向を生み出していると考えられる要因の1つが、「自分のような人間は生きていてはいけない。死んだ方が世の中のためになる。」と考えるような、自己卑下とも言える自己否定の強さです。

※この他、経済的問題なども自殺の要因の非常に大きなウエイトを占めていることが、清水康之さんらの調査で明らかにされています。
自殺実態白書2013

夢の中の私は何一つ仕事ができない人間として描写されていますが、普段思い通りにならない夢を見ることはあっても、ここまで惨めな思いをする夢を見ることは滅多ありません。
そして夢とは他ならぬ私自身が作り出している代物であることを考えると、この夢の内容は自己否定の強さを反映したものであり、それはこの時期私が軽度の抑うつ状態にあったことと無関係ではないように思えました。

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