- 2015年3月29日
フロイトとユングの夢分析の仕方の違い
フロイトとユングの夢分析の仕方の大まかな違いは、フロイトが夢の意味を夢見手の個人的無意識に求めるのに対して、ユングは元型の概念を用いて、夢見手個人を超えた集合的な無意識の領域に求めるという違いにあるように思えます。
フロイトとユングの夢分析の仕方の大まかな違いは、フロイトが夢の意味を夢見手の個人的無意識に求めるのに対して、ユングは元型の概念を用いて、夢見手個人を超えた集合的な無意識の領域に求めるという違いにあるように思えます。
ユング心理学入門/河合隼雄著 第4章「コンプレックス」(P.67~88)を読む。 同一視→同性愛: …普通人であっても、多少ともそのコンプレックスと同一視を行っているものであって、その好例としては、男性であればその父親に、女性であればその母親によく似た考え方や行動をしていることが […]
言語連想検査とは? 言語連想検査とは、ある言語からの反応を測定することにより、コンプレックスを明らかにしようとする検査で、ユングにより編み出された。 言語連想検査の手順: 1. クライアントに、ある言語から連想する言葉を一つずつ挙げていってもらう(全部で100問)。 2. クライ […]
個性化の過程: ある個人は、その主機能をまず頼りとし、補助機能を助けとしつつ、その開発を通じて、劣等機能をも徐々に発達させてゆくのである。 このような過程を、ユングは個性化の過程と呼び、人格発達の筋道としてその研究をし、心理療法場面に於いても人格発達の指標として用いた。これらの関 […]
ユング心理学入門/河合隼雄著 第3章「タイプ」(P.47~57)を読む。 主機能・劣等機能: ある個人が主として依存している心理機能を主機能、その対立機能を劣等機能という。(P.48) 劣等機能とは、劣っているのではなく、普段使われることが少ないために未発達な機能のことです。 そ […]
ユング心理学入門/河合隼雄著 第3章「タイプ」(P.37~47)を読む。 内向的・外向的タイプ: ユングの用いた内向的・外向的の言葉は、誰知らぬものがないほど有名であるが、彼の本来の考えはあまり理解されていないように思われる。(P.37) 典型的なのは「内向的タイプ=暗い・内気」 […]
ユング心理学入門/河合隼雄著 第2章「フロイトとアドラー」(P.27~36)を読む。 症例: ユングによる、不安発作に悩む若い夫人の例 夜毎悪夢に襲わる度に、夫に見捨てられるのではないかと不安に駆られ、ついには神経性の喘息も発生し、不安発作は昼にまで生じる。 最初の不安夢について […]
ユング心理学入門/河合隼雄著 第2章「フロイトとアドラー」(P.19~27)を読む。 心的外傷(トラウマ)理論: アンナという女性の治療中、催眠状態の中で忘れ去られていた体験について語り、抑えていた情動を発散すると、神経症の劇的な改善が見られた。 このことからフロイトは、「本来発 […]
魂にメスはいらない-ユング心理学講義/河合隼雄+谷川俊太郎 第4講 魂の扉を開く(P.240-241)を読む。 …はっきりした決断として具体化されるまでの状況というのは、イメージの段階なんですが、そのイメージに非常にぴったりしたことが起こった場合は、(問題が)解決されるわけです。 […]
魂にメスはいらない-ユング心理学講義/河合隼雄+谷川俊太郎 第4講 魂の扉を開く(P.236-240)を読む。 患者さんたちは “日本を癒すための先駆者たち” であるとボクは思っているんです。…パターンを繰り返す限り、その子はノイローゼにならないわけです。しかし、その子供が自立し […]