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向こう側の世界→摂食障害@夢分析

2005/06/13の夢日記:

黒ずくめの男

家の前に黒ブチ眼鏡の男がいる(30才前後で服装も黒ずくめ)。近所で道路工事をしている。視線を戻すと、男は消えていた。

新役員お披露目

公共施設で新役員のお披露目会をしている。新役員が次々と挨拶をしている。興味がないのでトイレに行く。

向こう側の世界

トイレの前に、先ほどの黒ずくめ男がいて、こっちを見ている(素足にサンダルを履いている)。話しかけようと思うが止めてトイレに入る。
中は通路になっている。突き当たりのドアの奥から女性の話し声が聞こえる。ドアの向こう側は別の世界なのだ。
足元に黒ずくめ男のサンダルが逆向きに置かれている。サンダルの上に乗る。すると「黒ずくめ男は向こう側の世界の人間であり、同じ位置に立つことにより時間を共有できる」を知る。
向こう側に行こうと思うが思いとどまり用を足す。

夢分析:

前回の夢分析の反省から、夢をできるだけ再体験できるように「目を閉じて」夢を分析家に話す。

黒ずくめの男

黒ずくめの男の正体が明らかになる。NHKドラマ人間模様「砂の上のロビンソン」にモデルルーム会社の担当者の役で出ていた役者(○○:ご存知の方いらっしゃましたら、教えてください!)だった。

砂の上のロビンソン

1年間モデルルームに住むことによって、そのモデルルームを手に入れようとする家族。お母さん(木の実ナナ)が、念願のマイホームを手に入れようとするあまり応募用紙にウソを書いてしまったため、1年間ウソの家族を演じ続けなければならなくなる。そうして家族は徐々に崩壊して行く…
○○はモデルルーム会社の担当者のひとり。もうひとりの担当者(麻生祐未)と違い、ビジネスライクに徹することができずに、会社と家族との板挟みになって苦しむ役。

道路工事を見に行く

イメージの中で、 “書き留めた夢とは違い” 工事現場を実際に見に行く。
書き留めた夢と違っているのは、特に問題ではありません。むしろ、その時必要なことが起こると考えられるからです。

視線を○○さんに戻す

視線を戻すと、○○さんは消えて影だけが墨のように黒く残っている。無気味な光景だ。映画『回路』を思い出す。
何かその影が、○○さんの形見のように思える。

公共施設

施設の中は薄暗く、外の光で辛うじて中の様子が分かる。

トイレに行く

トイレの前に人影が…おぼろげながら顔が見える。○○さんだ。話し掛けようと思うがやっぱり止める。

脇の通路

トイレの左脇に通路がある。奥まで光が届かず、怪しげな雰囲気を醸し出している。
昔、祖母と一緒に働いていたFさんのことを思い出す。職場の奥には、普段は使われることのない倉庫のような場所があり、入り口には鍵が掛かっている。
遊びに行くと、Fさんが良くその中に入れてくれた。お化け屋敷を探険しているようで恐かった。今思えば、ちょっと不思議なおばさんだった。

トイレの中に入る

トイレのドアを開けると、中は一般宅の玄関になっていた。思いきって家の中に入る。父の実家に似ている。リビングがあり、男性があぐらをかいて座っている。
小さい頃、正月に遊びに行くと男性陣が良くこうして、あぐらをかいて花札に興じていた。
あぐらの男性陣の姿が薄く消えかかっている。先ほどの「回路」の光景を思い出す。人としての精気が全く感じられない。
男性陣が時計回りに回転し出し見えなくなる。まるで竜巻のようだ。その形から、ニンニクやカブを連想する。
これは空気だ。空気の流れが見えているのだ。

○○さんが入って来る

○○さんが様子を見に部屋に入って来る。竜巻を神経質そうに見ている、戸惑いの表情で。首を下げてうなだれている。

○○さんになってみる

○○さんの姿勢を取り、彼になってみる(ゲシュタルト療法)。どうやら、○○さんなりに「肩を揉んで欲しい」というシグナルを出しているつもりらしい。甘えん坊みたい。

○○さんの肩を揉む

再び役割を交代して、今度は○○さんの肩を揉んであげる。いつしか、○○さんの姿が「父」に変わっている。

子供の頃の転倒事故を思い出す

小学校2年の時の事故のことを思い出す。ソファーの背につかまり、一升瓶を使って足つぼマッサージをする父。バランスを崩してソファーごと倒れ込む父。その下には、「あぐら」をかいて座っていたボクが…体重70kgの父の下敷きに。
すぐ整骨院で診てもらうと「軽い捻挫」とのこと。しかし痛みは一向に治まらない。いつまでも泣き止まぬボクに父のビンタが飛ぶ。体ごと吹っ飛んだのを覚えている。
翌日、痛くてひとりでは用を足せず(和式便所だった)、母に両足を担がれてウンチをした。たまらなく屈辱的だった。
あまりに痛がるので再度整骨院へ。30センチ近く骨にヒビが入っていたことが判明。誤診だったのだ。
両親は誤診に対してもの凄く腹を立てていた。しかし、ボクに対しては一言も謝罪はなかった。
実際に危害を加えたのは他でもない、あなた方ではないのか?

摂食障害

この日から2ヶ月間の寝たきり生活が始まる。それに伴い、理由はよく分からないが摂食障害になる。吐き気がして何も食べられなかった。しかしそれは許されることではなかった。容赦なく背後から母のビンタが飛ぶ。以来、母が後ろを通る度に身をすくめる条件反射がしばらく身に付いてしまった。毎日が地獄だった…
摂食障害は今回が初めてではない。最初は幼稚園の頃だった。担任のY先生が厳しい人で、よく昼休みにひとり残されてお弁当を食べていた。残すことは許されなかった。
卒園式の日、Y先生が母に謝りに来たそうだ。「いろいろと酷いことをして申し訳ございませんでした」と。
一体ボクは何をされたのだろう? お弁当の事以外は何一つ覚えていない。いや、そもそもY先生の顔すら覚えていない…完全なトラウマだ。
ある日血尿が出て検査のため入院する。金属の棒を麻酔なしで尿道にぶち込まれ激痛に悶える。それを見て看護婦達が、仕草を真似ながらゲラゲラ笑っていた。恥ずかしかった。

心身の変化

この出来事を境に、ボクの心身にハッキリと変化が生じた。それまでポッチャリとしていた体型が一気にヤセ型に変化した。以来、父から「骨皮筋衛門」と馬鹿にされ日々。
それと母への恨みだ。父に対しては、さほど変化はなかった。元々が暴君ネロのような人だから。ことあるごとに干渉し支配しようとする母への恨みは高校時代まで続いた。
しかし母にとっては、それでも十分ではなかったらしい。「甘やかして育て過ぎた」が口癖だったから……いや十分でしょう、あれ以上やられたら死んでしまいますよ。
今思えば、2ヶ月間ほとんど何も食べずによく生きていたものだ。でも、あの時生き残ってくれたからこそ今のボクがある。ホントそう思うよ。

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