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アニマ、アニムス、未だに不可思議@おとぎ話の心理学

おとぎ話の心理学/M・L・フォン・フランツ著 第1章 おとぎ話の理論 27-29ページを読む。

ユング派では人間の外界に対する態度を『ペルソナ』という言葉で表し、それに対する内的な「こころ」を、男女それぞれに応じてアニマおよびアニムスという元型として把握している。…アニマは男性の意識的理性に対する感情的側面、アニムスは逆に女性の意識的感情に対する理性的側面を表す。(P.28)

アニマ、アニムスへの誤解

前回のナラティブ・セラピーの場に於いて、(少なくとも)私は「アニマ、アニムス=性格」であるかのように勘違いしていました。アニマ、アニムスとは、あくまで『無意識(深層心理)に対する内的な態度』なのです。したがってそれは普段意識されることがないため、性格のように簡単に把握され得ない代物なのです。

私なりのアニマ、アニムス観

それはそれとして、後半部の「男性の意識=理性的」、「女性の意識=感情的」という記述は統計的には正しいのでしょうが、個々人に等しく当てはまるかといえば疑問符が残ります。
少なくとも私の中の(それがアニマかは別として)女性像は男性的な側面を示しましたし、私が把握している性格にも多分に女性的な側面が見られます。
私的には、この際、性別を取っ払ってしまって、男女共に程度の差こそあれ意識、無意識それぞれに理性的側面(男性原理)、感情的側面(女性原理)を持っている、と考えた方がよほどスッキリするのですが…
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